「インデペンデンス・デイ」みたいな映画って最近ないですね

かっこいい俳優は昔からずっとかっこいい

2017.06.10土曜プレミアムにてインデペンデンスデイを見た。
何年ぶりかに見るとやはり最高にいい映画だ。ジェフ・ゴールドブラムとウィル・スミスが今とあまり変わっていないのがすごい。当時からずっとかっこいい。個性的な俳優。ジェフ・ゴールドブラムといえば、ザ・フライもおもしろいですね。ウィル・スミスはどんな作品に出てもヒットするのがすごいですね。

予算の掛け方がすごい

この当時でこの迫力の映像もすごい。現代の邦画がまだ追いつけていないと思う。やはり予算の掛け方が日本とは大違いなんだろう。最近の邦画はようやくCGが違和感なく見れるようになってきたが、この当時でこの撮影のスケールがやはりすごい。いくら使ってるんだというようなシーンがところどころある。大統領にさえ秘密にされていたエリア51のセットもすごかった。セットの小型宇宙船も実際に作ったのだろう。
また、ところどころ懐かしいものが出て来るのがいい。PCは当然薄型モニターなんてないし、大統領がホワイトハウスで見ているテレビも平面ではない。今となっては当たり前のスマホも出てこない。
宇宙人に送るウイルスソフトもMacOS9という懐かしき神OS(よくフリーズしたけれど)。と言ってもOS9は10年前は私の中では0S9は現役だった。意外と最近までOS9を使っていたんだな。(笑)今のOSXのインタフェースを見慣れた状態で、OS9見るとおもちゃみたいで可愛いですね。この10年であらゆるテクノロジーが進歩したと痛感させられます。

名作の条件は

この映画は良いシーンが多いが、やはり大統領の演説シーンが人気だろう。久しぶりに見ても少し感動で泣きそうになってしまった。

しかし、この演説の内容は元ネタがあるみたいです。しかもシェイクスピアの史劇「ヘンリー5世」のそのままみたいですね、ちょっとショックです。

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また、最初から最後までずっと展開がおもしろい。退屈する暇のなさは、ダイハードやバックトゥーザ・フューチャーなどのようですね。名作の条件は無駄なシーンがないことはもちろんだが、退屈するシーンがないということがあげられる。全てのシーンにおいてどこか神々しささえも感じる無駄のなさ。ずっとワクワクする展開。まさに名作。
しかし、5時間後に全世界で同時攻撃ってよく考えるとすごい無理があるな。情報を共有するだけでも半日はかかりそうなのに、どのような装備にするかもわからないのに攻撃準備して実行に移すとか。それを全世界同時に行なうとか、無理ゲーすぎますね。ある程度 臨戦態勢にあるという前提だとしても、やはり半日はかかりそうである。しかも通信が今ほど発達していない時代に。

世紀末の頃の映画と最近の映画との違い

やはりベタではあるが一つの目標に向かって、一丸となって何かを達成させる展開はおもしろいですね。だいぶアメリカかっけー&アメリカバンザイな映画ではあるが、展開の熱さは何度見てもいいですね。地球軍VS宇宙人というわかりやすい図式ですが、SFアクションなので女性向けではないかもですね。宇宙モノの女性にオススメの映画は、ディープインパクトアルマゲドンでしょう。

しかし、90年代はこの手の宇宙からの脅威を扱った映画が多いですね。世紀末の危機感などが関係しているのでしょうか。この時代は、終末ものやセカイ系が流行り始めた時代ですね。2017年現在の今はあまりこのようなジャンルはない気がします。最近では、リアリティのあるテロとかの脅威を扱う映画が多いですね。どちらかといえば現実に起こりそうで、気楽に見れるポップコーンムービーは少ない気がします。やはり映画などのエンターテイメントは時代や世相を反映しているものが人気になるのでしょうか。