境目でリユニオン

Life is but a dream.

気づけば一瞬、ハイタッチ。

二人のために

最初の印象は桃のよう。淡い瑞々しさが儚さを感じさせた。はじめての感覚。小さなときめき。後から知る不思議。

次の印象は、どしゃ降りのよう。うれしいも、痛いも、すべて飲み込んで大きくなっていく。小さな台風は大きな可能性を感じさせる。やがて来る雷雨が終わる頃、あなたは大人になるでしょう。

叫び声は星に消える

慣れてしまってからは、陸に上がった魚のよう。飛び、跳ね回る。気づけば2匹。それでも嬉しい手触り。いつの間にかもう一瞬がたっている。あなたのあの時を胸に焼き付けて、そうしてたまに思い出す。いつもいつも泣いていた、小さな微笑み。いたずらな笑顔。泣いた後にすぐに笑顔になる癖。

雨が降りそうな梅雨の昼、みんなで連れ立って行ったshow。握手すらもままならない、あなたの好きな色は青。そして声が耳に残る。絵もいつまでも残る。忘れきってしまった後、もう一度聴かせてあげる。あなたの応援を。まだまだ小さな叫びを。

いつもヒーローに憧れていた、必ずなれると信じていた。遠い遠くの西の世界。

元気に風船を見つめる、さよならするときだけ寂しそう。ハイタッチしてさよなら、逃げないように見張っておいて。このまま星が流れても。

光る稲妻、石の上で踊るあなた。

久しぶりの再会は全力疾走で。気づけば大人びた後ろ姿、あなたの母の日に乾杯。お昼寝して陽だまりの中で目を開ける。気づけば一瞬、もうあなたはいない。いつかの夜想曲が聴こえたなら、石の上で眠る。巡る、境目の向こうのあなた。そばに近く今の私。遠い日の向こうで重なるあなたとあなた。その光景を目にしたなら涙は止まらない。

瞼を落とす、走る電気の痛み。

電車で会いにいく、今のあなたを楽しみに。いつまでもあなたを楽しみに。

もう一人いた、少し小さく飛び踊る君。真っ黒で真ん丸な強い意志。要領よくいたずらな微笑み。いつも走ってばかり。跳ねて跳ねて跳ねて。甘い水。次の休みが取れたなら、会いに行こう。

頑なに願う

重なる瞬間にもう一度戯れたい。いつか離れるあなたたちを思い。今残す電気的な意志。長い眠りに誘われて、いつまでも落ちていたい。痛みと空腹がそれを許さない。気づけば一瞬、儚き世の夢。明日への痛みを憂う。世界は不安な夜を抱えるけれど、あなたが世界を知る時は浄化を願う。無菌ではない、正常化。自然。

どこまで走っても波も見えない海の中。今夜10時過ぎあなたを憂う。優しい夜に鎮魂を願う。きっと激しい涙を止めるために。どこまで走っても夜は明けない、走れない夜が増えていく。いつかもう戻れない場所で、振り返れば一瞬。