映画 ゲット・アウト ☆☆☆

少しネタバレあり
夏休みなんで映画を朝から見ました。これは、、朝には向いてない、けれど夜中に見るには怖すぎるので夕方くらいに見るのをお勧めします。なぜ朝に向いてないかというと、若干グロ要素があるからです。そしてサスペンス&ホラーといった感じですね。霊的な怖さはありませんが、オカルト要素はあります。催眠術や洗脳、サイコパス、猟奇殺人という要素がありますね。

黒人ばかり失踪する映画なので、人種差別的な話が多少ありますが、失踪する謎を追う方がメインの内容なので重くなったり考えさせられる内容ではないです。どちらかというとパニックホラーに近い、イかれたサイコ集団とどう戦うかみたいな話です。


Get out=[取り出す・出て行く・逃げ出す]という意味ですが、誰が何から逃げ出し、取り出すかを考えれば、核心に迫ることができますね。
主人公クリスの親友のロッドウィリアムスがとても良い感じです。いかにもいいやつといった感じの、黒人の太っちょ保安官でダイハード1の黒人警官を思い出しますね。彼の活躍があってこその映画でもあります。
とにかくヒロイン?でもあり重要キャラの彼女がすごく演技もよく、怖さもあるのが良かったですね。いいやつなのか、敵なのかみたいなドキドキするシーンがあり、やっぱりそう来たか!という場面や、クライマックスのやりとりなど彼女の怪演がまた魅力でした。
途中のパーティーのシーンでビンゴをやっているところの意味がよくわからなかったのですが、主人公の写真を掲げてのビンゴに見せかけてオークションだったのですね。この辺り流し見していたので、あとでネットで調べて意味がわかりました。

あとグロいところも見れなかったです。手術のシーンがグロすぎて、あれはあかん。どうグロいかというと、映画のハンニバルっぽいといえば分かりやすいかもしれません。そんな脳みそが、、、みたいな。そういう系ダメな人にはオススメできませんが、グロさがメインのスプラッター映画ではないので、多少我慢できるなら良いかもしれません。

ストーリー自体は本当に良くて、ちゃんと序盤の人が連れ去られるシーンの意味なども後半わかったり、起承転結の組み立てがわかりやすいので飽きることなく見れます。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
鹿がメタファー?のような使われ方をしていて、序盤で鹿を轢いてしまったり、鹿の剥製で戦ったり、いろんなシーンで出て来ますが、これも調べると虐げられた黒人を鹿を暗喩として表現しているんですね。
人生であと2回くらいは見たい映画でした。