人生は「盗めない宝石」のようなもの

渇望せよ

生きている限りは欲しいもの、望むものすべての物が手に入るわけではありません。長い視野から見ると手に入らないものの方が多い気がします。それは、地位・名誉・権力・お金がいくらあっても変わらないと思います。若さや永遠の命など、お金には代えられず望んでも手に入らないものはたくさんありますからね。人の気持ちも同じですね。気持ちをいくら望んでも、本心を証明することはできない気がします。それこそ長い時間をかけて徐々に手に入っていくものでしょう。
欲しいものの絶対量の差は性格や環境によって異なります。持つものが少ないほど、他人の持ち物が羨ましくなり、いわゆるルサンチマンに変わり増えていくのでしょう。どんなに望んでも手に入らないものがあり、そして諦めと分別がつくようになることが大人になることと言えます。しかし、その変わりに自分の目標に対して、決して諦めない強い意志を持つことは大切です。不要なものを捨てて、自分が本当に手に入れたいものだけを狙いにいくことが、その強い意志を磨きあげることが成長であり、本当の意味で大人になるということかもしれません。渇望し、泥にまみれてもがき苦しんだ先に成功はあるのでしょう。スティーブ・ジョブズの言葉「Stay hungry, stay foolish」も同じような意味でしょう。

遠くを見つめることも大切ですが

諦めてばかりでルサンチマンの塊になり、他人を妬むだけの人生なんてバカバカしいですからね。時間のムダであり、自分とは関係の無い世界を妬んでも意味がありません。自分の世界を広げて行くことが大切です。遠くの国の大金持ちを羨んでも、相手はあなたの存在すら知りません。だったら、今身近にいる人を大切にしましょう。「自分の拳の届く範囲が自分の戦える世界である」というような表現が、私の好きな作家・金城一紀さんの「GO」という小説でありました。身分の差に悩み苦しむ主人公が、父親とボクシングをする中で教わった世界との関わり方です。
映画監督の宮崎駿さんの名言としてよく目にする、「半径3m以内に大切なものは全部ある」という表現も同じような意味ではないでしょうか。つまり、遠くのものに目を向けすぎて、身近なことへの感謝や大切に思う気持ち、守りたいという気持ちを疎かにしないこと。自分の身近な大切なものを掴み、守ること。それこそが人生を生き抜く秘訣でしょう。どんなに文明が変わっても、命の本質は変わらないと思います。むしろ、テクノロジーが発達したからこそ、このような考えが大事だと思います。道端の小さな花壇も誰かが手入れをしているから花は咲いています。小さなことに気づき大切にできる人が、大きなことを成し遂げれる。「神は細部に宿る」という言葉も同じような意味かと思います。どんな大事業も小さな経営判断の積み重ねでできていますからね。

世界を翔けるトレジャーハンター

人生観のようになってしまった今回の記事ですが、本当に語りたかったことは「盗めない宝石」という曲についてでした(笑)。
これは私の好きなゲームミュージックの作曲家・光田康典さんの作品の一つです。1999年に発売された「クロノ・クロス」というRPGの楽曲で使われた曲ですが、このタイトル自体のアドベンチャーゲームもあるみたいですね。「クロノ・クロス」という神曲だらけのゲームについてもいつかご紹介したいと思います。実は私はこのゲームはやったことありませんが。(笑)
曲のタイトルは正式には「ラジカル・ドリーマーズ 〜盗めない宝石〜」です。ラジカル?ドリーマーズ?とは、英語オンチの私としては意味がよくわからないですね。Google先生に翻訳してもらうと「radical dreamers=根本的な夢想家」という結果になり、余計によくわからないです。(笑)他にもいろいろ検索してみた結果、「夢追い人」という表現が一番わかりやすいのではないでしょうか。夢追い人が宝石を盗もうとしているという感じですかね。RPGの戦闘で敵からお宝を盗んだり、世界を冒険して財宝を探す「トレジャーハンター」という職業を表現したタイトルだと思います。しかし、歌詞自体はあまり宝探しとは関係ない雰囲気ですね。曲もしっとり系で、冒険に出てワクワクするようなタイプのノリがいい雰囲気ではないですね。なんというか人生の哲学みたいなものを感じる深みのある曲です。それでも、曲の雰囲気や歌詞も本当に素晴らしいので、是非聴いてほしいです。落ち着きたい夜などにおすすめです。「盗めない宝石」という表現が私的にとても魅力を感じます。
人生とは「夢」という「宝石」を追い求めることの繰り返しですね。

MM.11985

活字も好きです

マンガやゲームの話題もたくさん語りたいですが、私は普通の小説も好きです。10代の頃は本なんて読書感想文の時くらいしか読まなかったのですが、社会人になり電車通勤しながら時間を潰しやすい読書を始めたのが、本好きになるきっかけですね。それこそ、もっと早く本の魅力に気づいていれば、読解力や論理的思考が身に付いて、もっと違う学生時代を過ごしていたかもしれませんね。
電車通勤でなぜ読書がおすすめかというと、電波や電池の持ちを気にしないで良いからという点がありますね。しかも満員電車では、人に画面を見られるのでスマホも開きにくいですからね。マンガもさすがに大人になってから、人前では読みにくいですね。そうして活字を読みやすいという結論にいたりました。

最初に好きになった作家さんは、東野圭吾さんです。映画の「秘密」という作品の小説版をたまたま読んだことから好きになりました。大人の男、しかも父親という立場の主人公が、娘と妻を失う物語なのにすごく共感できる部分があって、最後には涙を堪えずにはいられませんでした。
そして、白夜行・宿命・殺人の門・手紙・さまよう刃など、好きになった作品は数知れず。ほとんど読み尽くしたのではないでしょうか。最近の作品はあまり読んでいませんが、今でも思い入れ深い作家さんです。

他にも、影響を受けた作家さんや作品はたくさんいます。中でも、重松清さんの疾走や、金城一紀さんのGOが好きでしたね。比較的最近好きになった作品は、河合莞爾さんの「鏑木特捜班」シリーズです。
5年くらい前まではかなりの作品を読んでいました。本だけでかなりお金を使った気がするので、20代の前半5年くらいで1,000冊ほどは読んだかと思います。そうすると、年間200冊くらいでしょうか。2、3日で1冊くらいは読んでたことになりますね。実際それくらい読んでいた気がします。それだけ読むと、自分の好きな作品の傾向が表れますね。
私の好きなジャンルはやはり、ダントツでミステリーで、しかも古典的なものよりは現代的な物を好みますね。ただ、探偵が密室の事件を解決するみたいな昔ならではの作品はあまり得意ではないです。かといって警察物もそんなには読みませんね。そうすると、現代的な見せ方がうまい作品に限られてきます。
そしていわゆる純文学もあまり好きではなく、ハラハラする殺人事件や誘拐ミステリーなどの展開がアツいエンターテイメント小説が好きですね。
あとは、ホラー映画が苦手なんですが、意外と小説だとホラーが読めてしまうのでリングなどもハマりました。リングは小説版はホラーというよりはSFに近いのでおすすめですね。

だいたい好きな作品やジャンルは以上のような感じです。やっぱり私が本に求めるのは意外性やスリルですね。想像力だけで相手をドキドキさせる小説は本当におもしろいですね。
あとは、小説ではありませんが一時期は哲学書やビジネス書が好きな時期もありました。ビジネスのことなんてわからないことだらけなので、一時期は片っ端から本屋や図書館にある本を読んでいた気がします。
そのおかげかわかりませんが、最近は文章力も強くなり仕事にも役立っていますね。このように、若い頃に読書をすることは、良いことが多いのでおすすめです。

MM.119834

マンガと最も相性が良いジャンルは"笑い"ではなかろうか

マンガって本当におもしろいですよね。私はゲームの他にもマンガも大好きです。本自体も好きなので読書は10年ほど続けています。活字も良いのですが、マンガの良い点はたくさんあります。絵で一瞬で内容を理解できるということが、最大の特徴ではないかと思います。そうなると、めっぽう強いのがギャグマンガではないでしょうか。マンガのストーリーというのは、小説でも表現はできますが、表情や状況から笑いに繋げるというのはマンガならではの表現ではないかと思います。悲しい物語や、熱い展開などは文章でも表現できますが、文章だけで笑いを生み出すというのはとても難しい気がします。

ギャグマンガと私

小説でも笑いをテーマにしたものはありますが、ギャグマンガ程多くなく、知名度もあまりない気がします。私が好きなギャグマンガは、数え上げればキリがないですが何点か挙げると次のような感じでしょうか。

まず、子供の頃に衝撃を受けたのは「魔法陣グルグル」ですね。これはRPGの世界観で、主人公のニケとククリが冒険をする物語ですが、どちらかと言えば冒険よりもギャグシーンの方が人気ですね。とにかく独特のセンスと、言葉のチョイスが大人になった今読んでもたまらないですね。

そして、言わずと知れた日本を代表する作品「こち亀」にもハマった時期がありました。こち亀はギャグシーンよりも、両さんの趣味の話とかが好きでしたね。とんでもないことを思いつく両さんは、おもしろさというよりはワクワクする気持ちのほうが強かったですね。

中学くらいから20歳くらいになるまで圧倒されたのは、うすた京介作品ですね。マサルさんにまず衝撃を受けて、高校くらいからジャガーさんにドハマリしましたね。うすた京介作品の魅力は何といっても、主人公のとんでもない個性とツッコミ役のキャラクターとのやり取りでしょう。マサルさんなら、フーミン。ジャガーさんなら、ピヨ彦。そんな漫才コンビのような関係性の二人がいろいろな出来事に巻き込まれるというのが、物語のベースの部分にありますね。

そして、その二人に巻き込まれていく、周りの友人達も個性が強いキャラクターだらけで最高でしたね。マチャ彦、アフロくん、キャシャリン、モエモエ、メソ。と言ったおもしろすぎるキャラクター達。ジャガーさんなら、ふえ科の仲間達。中でも忍者のハマーはダメ人間の象徴みたいなキャラで最高でしたね。

最近のギャグマンガがすごい

大人になってからは、あまりギャグマンガを読むことは少なくなりました。しかし、ここ最近になって、3つもすごいギャグマンガと出会いました。これも、語り尽くしたいくらいおもしろいのですが、今回はざっくりとご紹介。

まずは、「かぐや様は告らせたい 」という作品です。これはとにかく絵がかわいくて、恋愛の駆け引きをテーマにしているんですが、いつもいろいろな出来事があり、うまくいかないというもどかしさがたまりません。

次に、「ヒナまつり」という、これまた変わった世界観が魅力の作品です。謎の少女とヤクザという二人のやり取りがとにかくおもしろいマンガです。

最後に「宇宙戦艦ティラミス」という作品です。これはSFロボット世代の方にはたまらない世界観が魅力です。ガンダムエヴァを足して笑いで割ったような、とてつもなく可能性を感じる作品です。

最近は、この作品の新刊を心待ちにしている毎日です。

皆さんもおすすめの作品ありましたら、是非教えてください!

おわり

 MM.11982

ファイナルファンタジー熱

ゲームは人生の教科書

飽きっぽい私はすぐに何かにはまり、すぐに飽きます。昔から長く続いたものは本当に数えるくらいしかないですね。世の中には本当に様々なコンテンツが溢れています。特に最近はWebの発達もあって、あらゆることの情報が溢れています。そんな中から本当におもしろいものを見つけるには、コツがいりますね。

子供の頃からずっと好きで、変わらないことの一つにゲームがあります。マンガや映画も大好きですが、私の世代にとってはTVゲームの話題は外せないのではないでしょうか。幼少期にファミコンから始まり、携帯ゲーム機・次世代機などの進化を目の当たりにし、今では壮大なオープンワールドや手軽なスマホゲーなどが身近にあります。子供の頃に受ける影響というのは、人生観や性格形成などに非常に影響があるので、私の人間性の一部分は間違いなくゲームの影響があると思います。

中でも我々、元男子にとってはRPGというジャンルからの影響が大きいのではないでしょうか。RPG(ロールプレイングゲーム)とは何でしょうか。という方のために簡単に説明すると、ロールプレイングゲームの名が示すとおり、役割を演じるゲームといったところでしょうか。

元々は、テーブルゲームなどのジャンルであったようですが、1980年代に生まれ始めたTVゲームと、アメリカで人気のあったRPGが日本に持ち込まれたところで、一般ユーザにも広がり始めたようです。

その後、国民的タイトルとなるドラクエファイナルファンタジーが、日本にRPGを普及させたことが大きいといえます。しかし、よく言われることが、日本のRPGは独特な作りとなっており、どちらかと言えばストーリー性が重視されるようです。海外のRPGは自由度が高く、役割を演じることができれば、後は好きな進め方などができる物が人気になりやすいみたいですね。これは国民性の違いやゲームに何を求めるかなどが影響しているのではないでしょうか。

ファイナルファンタジーとの出会い

ドラクエとFF。この二大タイトルのどちら派というのが、当時の小学生男子にとっての最大の派閥要因(笑)ではなかったでしょうか。私は、最初に始めたのがファイナルファンタジー6でしたので、当時からファイナルファンタジーが大好きでしたね。今ではドラクエも好きなんですが、やっぱりFFワールドの世界観やキャラクターの設定が私には馴染むようです。時に意識せずにFF6を購入したのですが、これが当時 同じ時期に流行っていたドラクエ5や6を購入していたら、今ではドラクエ派になっていたかもしれません。

君はもう、クラウドになったかい?

これは、当時のFF7のCMで使われたキャッチコピーです。いきなりクラウドと言われても事前情報を知らない人にはなんのこっちゃという感じですね。今の感覚でみるとクラウドサーバーを導入したか?と勘違いするかもしれません。(笑)しかし、このコピーはRPGというジャンルを的確に表現した言葉でもあります。

クラウドとは、FF7の主人公の名前です。文字通りクラウドになることで、クラウドの人生を追体験し、その使命や役割を果たすRPGということがこのコピーからわかります。そして、言葉通りクラウドになった、いや、なり過ぎたのが当時の私です。

FF7の世界観は、それまでのファンタジー路線から一線し、スチームパンクやダークSFの様な雰囲気になります。発売されたばかりの次世代機のプレイステーションと、フルポリゴンでデザインされたキャラクター達。最初は、正直言って受け入れる気持ちにはなれませんでした。やはりRPGと言えば、2Dのドット絵で動く平面的な世界観だろうという気持ちでしたし、FFと言えばクリスタルとファンタジーを巡る物語であって欲しいという気持ちがありました。

しかし、序盤の街であるミッドガルから出た時の世界の広さを感じ、それでもまだ序盤であり、全体はDISC三枚組というボリューム感が、これがもう言葉にできないくらいの衝撃を少年期の私に与えました。FF7の魅力については語り切れないので、また別記事にコツコツとまとめていこうと思っています。

とにかくファイナルファンタジーは、今もずっと私を熱くさせる原動力の一つであるってことなんです!!!

おわり

MM.11981